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高気密・高断熱の家のメリット・デメリット(4)
【高気密・高断熱のメリット⇒結露がおこりにくいの落とし穴】
「高気密・高断熱のメリット・デメリット(1)」でお話した
【●結露が起こりにくい 結露は湿った温かい空気が急速に冷えたときに起こります。 そこで24時間換気をすると外気との湿度の差が抑えられます。 さらに冷えやすい窓を外の温度が伝わりにくいペアガラスの樹脂サッシなどにすると 空気が冷える場所がなくなります。 また結露が少なくなるとカビやダニなどが発生する可能性も低くなり、健康を守ることにつながります。】
で紹介した事が一般的に認知されている情報ではないでしょうか。
しかし、これには大きな落とし穴があるのです。
高気密・高断熱住宅の造りで一番怖いのがこの結露問題なのです。
結露によって引き起こされる被害として、あなたはどのぐらい知っていますか?
●カビ、ダニの繁殖
●内装材や構造躯体の腐食
●収納品の腐食、劣化
●電気ケーブル等の劣化による火災
●カビ、ダニ等の繁殖で起こるアレルギー
などなど・・・大きく例えるならこの5つではないでしょうか
そもそも結露はなぜ起きるのでしょうか?
わかりやすい言葉で言いますと、 冷えたコップに空気中の湿気が、冷えたコップに触れるとその湿気が冷やされて、水分となる。 温度差による結露=目に見えない湿気は目に見えない水分です。 この水分子が動いている状態が温度差により水分子の活動が止まって、水分になるこれが結露です。
暖かい温度では水分子は活発に動いていますので、この状態が湿気と言ってます。 この暖かい湿気の水分子の活動が止まると結露になるという事は水分子の活動を止めないようにすれば、 結露にならないと言う事です
逆に言えば、湿気の流れを止めてしまうと温度差のないところでも結露になってしまうと言う事です
それ故、最近の新しい住宅は気密性を高める断熱方法ですので、湿気の流れができなく、 結露になりやすい住宅が多いという事になります。
その結露対策として24時間喚起システムになっていますが、 相変わらず、住宅内では結露が発生して住宅全体に湿気がぐるぐる回っているだけで、 どこに結露が発生してカビが発生すれば、そのカビの胞子が家中に広がってしまっているのが現状です。
最新型の24時間喚起システムの住宅でも上記のように結露が発生している住宅も数少なくありません。 機械やモーターで強制的に喚起しようとしても住宅全体の湿気は外には逃げてはいないと言う事です。 ここで、「高気密・高断熱のメリットの最大の落とし穴」があるのです。 結露とは大きく分けて「室内結露」と「壁内結露」の2種類が存在します。
他社が述べている高気密・高断熱と結露という問題の着目点と対抗策は 「室内結露」の話です。
早い話、気密性を高め外気と内気の温度差が出来てしまうのはしょうがないから 24時間強制換気システムで空気を動かせば結露はしづらくなるでしょう・・・という事
一番温度差が生まれる場所って一体どこでしょうか?
そう、外気と内規が触れ合っている外壁や屋根です。
室内の壁が結露してるいるという事は、壁内はすでに結露でビショビショになっている事でしょう。 壁内に通気を考え、空気を循環させる工法などもありますが 建物によって空気の流れ、温度、湿度、季節、方角など全て計算して対応している会社は 殆どないように感じます。 北海道の環境と違い、高温多湿である本州地域の私達はつねに湿気を多く含んだ空気の中で生活しています。
ですが、大手ハウスメーカーや現在のハウスビルダーのほとんどが 断熱効果を上げる為に外壁材は気密性を高める事が効果的だと 日本の専門家と称する方は一般的にそのように決め付けておられる方が多いようで 壁部分を呼吸させるような事を考えている方は殆どいらっしゃいません。 壁内結露の一番の原因は「中途半端な断熱施工による断熱欠損」にあります。 壁内に入れられた断熱材に隙間や空間があり、その空間で温度差を作ってしまい結露を発生させる。
壁内で作られた結露の湿気がまた結露を呼び広がっていく。 そこからカビやダニなど発生し土台や柱、梁(はり)などの構造躯体を腐らせて行く。
壁内で発生したカビの胞子やダニの糞などが室内に入り、強制換気循環システムで家中にバラ撒かれる。 そのカビ等のせいで喘息やアレルギー、シックハウス症候群などの病にかかり 身体を弱らせ化学物質過敏症などの大病にも発展するのです。
そして高気密・高断熱住宅が普及する度に、そういう結露や雨漏りに関するクレームが 国民生活センターや消費者生活センターへ届ける件数も多くなり、 最近では壁の中が結露がでても、家の部屋の内壁に表面に結露としてでないように、 クロス壁もビニール系やカビがでてこないクロスも普及し、 壁の中に結露やカビがでていてもわからないような住宅になり、 そういう真実がわからないまま、知らされず、気づかず、現状の家に住んでいるという事実
これこそ一般ユーザーには知られていない「最大の落とし穴」なのです。
そういう、国も住宅業界も日本国民を結果的に騙すようになってしまった、 安易に高断熱と省エネという謳い文句に踊らされ、 消費者が夢のマイホームだと信じて、買った・建てた、今ある住まいの真実と事実があると言うことを 認識し、これから建てられる夢のマイホームへの足がかりにして頂ければ幸いです。 最後に高気密・高断熱住宅という言葉は、造り手側の言葉であると考えます。 住まい手側が求めているのは、やすらぎのある住まいです。 もともと高気密・高断熱は2020年に改正される省エネルギー基準法の目標を達成するための手段として 生まれてきたものです。
大がかりな工事や予算をかけなくても省エネ基準値に達し、しかも地域環境にあった安全・健康な 住みやすい家。
メリット・デメリットを正確に判断し、これから住まわれるご家族に最善かつ最適なアドバイスで 最高の生活が出来るように導く それこそが工務店の役割であり、我々「藤之蔵」が得意としている事であります。
このような事項も含め「藤之蔵」は独自のノウハウを持って家づくりをしております。 お住まいでのお悩み等がございましたら 是非、藤原建築 住宅工房「藤之蔵」までご相談ください。
20/12/11
20/02/26
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【高気密・高断熱のメリット⇒結露がおこりにくいの落とし穴】
「高気密・高断熱のメリット・デメリット(1)」でお話した
【●結露が起こりにくい 結露は湿った温かい空気が急速に冷えたときに起こります。
そこで24時間換気をすると外気との湿度の差が抑えられます。
さらに冷えやすい窓を外の温度が伝わりにくいペアガラスの樹脂サッシなどにすると
空気が冷える場所がなくなります。
また結露が少なくなるとカビやダニなどが発生する可能性も低くなり、健康を守ることにつながります。】
で紹介した事が一般的に認知されている情報ではないでしょうか。
しかし、これには大きな落とし穴があるのです。
高気密・高断熱住宅の造りで一番怖いのがこの結露問題なのです。
結露によって引き起こされる被害として、あなたはどのぐらい知っていますか?
●カビ、ダニの繁殖
●内装材や構造躯体の腐食
●収納品の腐食、劣化
●電気ケーブル等の劣化による火災
●カビ、ダニ等の繁殖で起こるアレルギー
などなど・・・大きく例えるならこの5つではないでしょうか
そもそも結露はなぜ起きるのでしょうか?
わかりやすい言葉で言いますと、
冷えたコップに空気中の湿気が、冷えたコップに触れるとその湿気が冷やされて、水分となる。
温度差による結露=目に見えない湿気は目に見えない水分です。
この水分子が動いている状態が温度差により水分子の活動が止まって、水分になるこれが結露です。
暖かい温度では水分子は活発に動いていますので、この状態が湿気と言ってます。
この暖かい湿気の水分子の活動が止まると結露になるという事は水分子の活動を止めないようにすれば、
結露にならないと言う事です
逆に言えば、湿気の流れを止めてしまうと温度差のないところでも結露になってしまうと言う事です
それ故、最近の新しい住宅は気密性を高める断熱方法ですので、湿気の流れができなく、
結露になりやすい住宅が多いという事になります。
その結露対策として24時間喚起システムになっていますが、
相変わらず、住宅内では結露が発生して住宅全体に湿気がぐるぐる回っているだけで、
どこに結露が発生してカビが発生すれば、そのカビの胞子が家中に広がってしまっているのが現状です。
最新型の24時間喚起システムの住宅でも上記のように結露が発生している住宅も数少なくありません。
機械やモーターで強制的に喚起しようとしても住宅全体の湿気は外には逃げてはいないと言う事です。
ここで、「高気密・高断熱のメリットの最大の落とし穴」があるのです。
結露とは大きく分けて「室内結露」と「壁内結露」の2種類が存在します。
他社が述べている高気密・高断熱と結露という問題の着目点と対抗策は
「室内結露」の話です。
早い話、気密性を高め外気と内気の温度差が出来てしまうのはしょうがないから
24時間強制換気システムで空気を動かせば結露はしづらくなるでしょう・・・という事
一番温度差が生まれる場所って一体どこでしょうか?
そう、外気と内規が触れ合っている外壁や屋根です。
室内の壁が結露してるいるという事は、壁内はすでに結露でビショビショになっている事でしょう。
壁内に通気を考え、空気を循環させる工法などもありますが
建物によって空気の流れ、温度、湿度、季節、方角など全て計算して対応している会社は
殆どないように感じます。
北海道の環境と違い、高温多湿である本州地域の私達はつねに湿気を多く含んだ空気の中で生活しています。
ですが、大手ハウスメーカーや現在のハウスビルダーのほとんどが
断熱効果を上げる為に外壁材は気密性を高める事が効果的だと
日本の専門家と称する方は一般的にそのように決め付けておられる方が多いようで
壁部分を呼吸させるような事を考えている方は殆どいらっしゃいません。
壁内結露の一番の原因は「中途半端な断熱施工による断熱欠損」にあります。
壁内に入れられた断熱材に隙間や空間があり、その空間で温度差を作ってしまい結露を発生させる。
壁内で作られた結露の湿気がまた結露を呼び広がっていく。
そこからカビやダニなど発生し土台や柱、梁(はり)などの構造躯体を腐らせて行く。
壁内で発生したカビの胞子やダニの糞などが室内に入り、強制換気循環システムで家中にバラ撒かれる。
そのカビ等のせいで喘息やアレルギー、シックハウス症候群などの病にかかり
身体を弱らせ化学物質過敏症などの大病にも発展するのです。
そして高気密・高断熱住宅が普及する度に、そういう結露や雨漏りに関するクレームが
国民生活センターや消費者生活センターへ届ける件数も多くなり、
最近では壁の中が結露がでても、家の部屋の内壁に表面に結露としてでないように、
クロス壁もビニール系やカビがでてこないクロスも普及し、
壁の中に結露やカビがでていてもわからないような住宅になり、
そういう真実がわからないまま、知らされず、気づかず、現状の家に住んでいるという事実
これこそ一般ユーザーには知られていない「最大の落とし穴」なのです。
そういう、国も住宅業界も日本国民を結果的に騙すようになってしまった、
安易に高断熱と省エネという謳い文句に踊らされ、
消費者が夢のマイホームだと信じて、買った・建てた、今ある住まいの真実と事実があると言うことを
認識し、これから建てられる夢のマイホームへの足がかりにして頂ければ幸いです。
最後に高気密・高断熱住宅という言葉は、造り手側の言葉であると考えます。
住まい手側が求めているのは、やすらぎのある住まいです。
もともと高気密・高断熱は2020年に改正される省エネルギー基準法の目標を達成するための手段として
生まれてきたものです。
大がかりな工事や予算をかけなくても省エネ基準値に達し、しかも地域環境にあった安全・健康な
住みやすい家。
メリット・デメリットを正確に判断し、これから住まわれるご家族に最善かつ最適なアドバイスで
最高の生活が出来るように導く
それこそが工務店の役割であり、我々「藤之蔵」が得意としている事であります。
このような事項も含め「藤之蔵」は独自のノウハウを持って家づくりをしております。
お住まいでのお悩み等がございましたら
是非、藤原建築 住宅工房「藤之蔵」までご相談ください。
TEL:053-464-9530
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営業時間 9:00~19:00 定休日:水曜日